初学者の英語学習法

 最近立て続けに小学生(小4~小6)の方の体験授業を行いました。多くの方が「公文式」「学研教室」「ECCジュニア」等の塾で英語を比較的低学年から学ばれています。そういった英語既修者の方にやって欲しい学習法を今回はご紹介します。

 初学者向けの英語教材は多くの場合英文とその和訳が掲載されています。
I am Keiko Suzuki. (私はスズキケイコです。)
I like music and painting.(私は音楽と絵を書くのが好きです)

 このような感じです。そして次に空所補充問題が出てきたりします。
I (  )Yuta Sato. (私はサトウユウタです。)
I (  ) baseball and soccer.(私は野球とサッカーが好きです)

もちろんこれはこれで良いのですがこれをもう一歩掘り下げて学習してみることが大切です。例えば、この問題を使って・・・

①正解を入れた英文をノートの左側に筆写する
②写した英文の意味を右のページに書く
③英文の各英単語の下にその単語の意味を書く

ここまでやって欲しいのです。特に③を行うだけで英語と日本語の語順の違いや前置詞(in, on, at など)や冠詞(a, an, the)がなぜ必要か感覚として身に着けることができるからです。

 例えばこんな感じです。
I am Yuta Sato.
私は です サトウユウタ
I   live  in  Yokohama.
私は 住む に 横浜
I   have     a   cat  and  a  dog.
私は 飼っている 一匹の ネコ  と 一匹の 犬

 これがどんな役に立つかというと「英語を単語レベルで文法的に理解する」ということに効いてきます。中学生によくみられるのですが以下のように英文を理解している人がかなりたくさんいます。

① I’m Yuka Ito. → 私の名前はイトウユカです。
② I like English. → 私の好きな科目は英語です。


 この2つの日本文は①②の英文意味としては間違っていないのですが、このように英文を「全体の意味でふわっと」理解していると、日本文→英文への変換ができないのです。従って、上の二つの英文は・・・

① I’m Yuka Ito.
 私は・です・イトウユカ
② I like English.
 私は・好き・英語が


というような感じで、「日本語と英語を単語単位で結びつけて考える」習慣をつけることが大切です。こうすると次のような少し複雑な英文も理解できるだけでなく応用が利きます。

I always have toast for breakfast.(私はいつも朝食にトーストを食べます)
 私は・いつも・食べる・トースト・~に・朝食

そして、最終的には日本文だけを見て、それを英語に直す訓練をしてみましょう。現在通っている塾の英語の教材を使ってこのような学習をすると英検で言うと3級レベル、あるいは中学2年生レベルの文法的に難しくなった内容でも躓くことなく習得することができるはずです。