この度吉田塾では新しい試みとして完全オンラインの「中学英語教科書完全マスター講座」を開設することに致しました。理由はいくつかありますが一番大きな理由は2021年度施行された新カリキュラムに基づいた教科書の難しさが挙げられます。例えば今手元にある(豊島区で採択されている)教科書 “Here We Go! 1” を見てみるとUnit 1から以下のような文法事項がばんばん出てきます。
・be 動詞文
・一般動詞文
・複数形
・命令文
・助動詞( can )
・不定詞(名詞用法)
・第五文型(=SVOC型の文)
これらは従来の(=現中2生までの)教科書であれば中1~中3までに振り分けられて学ばれていた内容です。それを現中1生は1学期の最初の授業で目の当たりにするわけです。
そして、これがさらに問題なのですが、この教科書に対抗する一つの手法が「極力文法を教えない」ということになります。確かに語学においては「習うより慣れよ」という側面はありますし、指導のある時期においてある特定の事項をあえて説明しないでおくことはありますが、品詞(=名詞、動詞、前置詞など)、主語、述語動詞等の文法用語を使用せずに最後まで授業を行うことはやはり非効率的です。
この度開設する 「中学英語教科書完全マスター講座」 は最初から最後までオンラインで(=塾に来ることなく)かつオンデマンドで(=自分の都合の良い時間で)この難化した中学校の英語を完全にマスターすることを目的とした講座です。この授業は以下のような要素によって構成されています。
「中学英語教科書完全マスター講座」 概要
①教科書解説動画(教科書全パートの語句、文法解説)
②添削指導(教科書本文の英文和訳、和文英訳)
③音読指導(教科書本文の音読提出→フィードバック)
④各レッスン、ユニット毎に確認テスト実施(合格した場合のみ次のレッスンへ進めます)
⑤LINEにて24時間365日質問受付(制限回数無し)、回答は塾長の吉田が直接行います)
~学習の流れ~
①教科書のQRコードを読み取り本文の音声を聴く
②解説動画を見る *不明な点はLINEにて質問可能
③本文を和訳する→LINEで提出する→添削して返却
④返却された和訳を英訳する。→自分で赤入れした答案をLINEで提出する→フィードバック
⑤音読する→LINEのボスメッセージで提出する→フィードバック
⑥フィードバック(=アドバイス)を受けて再度音読する →LINEのボスメッセージで提出
⑦次のページへ進む(以降この流れの繰り返し)
~効果と実績~
これから新規開設する講座なのでもちろんまだ実績と呼べるものはありませんがこの手法は吉田塾で対面授業で実際に行われている手法をオンライン・オンデマンドに落とし込んだだけです。そしてこの手法で今年小6の3月に吉田塾で本格的に英語学習を始めた生徒さんが10月の第2回英検で3級(=従来であれば中学卒業程度のレベル)に合格しました。また、英語が苦手で昨年入塾した中2生は同回で英検準2級に合格しています。なお吉田塾記録としては小6の3月スタートで中1の1月に準2級に合格した生徒が2名いらっしゃいます!
確かに今回の改定で中学校の英語の教科書は格段に難しくなりましたが、その分それをマスターした時の効果が大きくなったのも事実です。これまでは「学校の教科書だけでは英検や入試には対応できない」と言われてきまひたが、この新しい教科書は中3までの内容をしっかりとマスターすることで、英検なら準2級、高校入試なら私立難関校レベルまで十分に対応可能な内容になっています。
~料金など~
対象:中1~中3(小学生の先取り受講は要相談)
料金:入塾金22,000円(税込、初月のみ)、授業料11,000円(税込)/月
進度の目安:1ユニット(レッスン)/週。
*8ユニットで構成されている教科書の場合最短2ヶ月で1学年分を終えることになります。