中学入試の英語

テレビで特集していましたがジャガー横田さんの息子さんが中学入試を終えました。延べ7校受けて2校合格だそうです。なんでも合格したのは英数国入試だとか。
小学生のお子様をお持ちの保護者の方はすでにご存知の通り、近年中学入試において従来の算国理社の4科目入試に加えて英数国の3科目入試を導入する私立中学校が増えてます。(詳しくはこちらの記事ご覧下さい)

では、中学入試の英語はどんな問題なのでしょうか?いくつかの学校の過去問を見る限り、英検というよりは高校入試の英語に近い感じがします。語彙レベル的には英検3級~準1級。ただし文法問題多め、というイメージです。
聖学院中学が過去問を公開していますが、こんな感じです。
2018年英語選抜入試問題

この中にこんな問題がありました。(大問3(6))
If she had been more seriour about her job, she ( ) that promotion.
(A) will get (B) gets (C) would have gotten (D) got
完全に大学入試問題ですね(笑)高校英語で初出の仮定法の問題です。
これを(いわゆる帰国子女でない)小6生が解けるようになるには結構な労力がかかります。ちなみに聖学院中の四谷偏差値は37ですから、お得感はあまりないような気がします。

ちなみに先ほどの問題の答えは(C)となります。If節内の動詞が “had been” と過去完了形になっていることより、本文は過去の事実に反する仮定を述べていることが分かります。よって主節の動詞部も過去完了形になるので(C)のwould have beenが正解となります。