昨日、小学生英語コースの生徒(小5、受講し始めて2週間)が1~20の数字を練習していました。彼女は発音は全く問題ないのですが、スペルを覚えるのにかなり苦労していました。実は1~20までの数字を英語で書けるようにしてくるのは今回までの宿題だったのですが、「まだ覚えられていないので数字の練習をしてもいいですか?」と本人から申し出てきたのです。
「OK。では数字の練習から始めよう」30分経過。まだ自信がないようです。45分経過。まだダメなようです。小学生英語コースの1回の学習時間は45分を標準としています。本来ならもう終わる時間です。
「先生なんで10はtenなのに13はthree tenじゃないの?」
英語のスペルに不満があるようです。
「そうだね、難しいね。言葉って規則通りではないことも多いから、先ずは発音に合わせて書けるようにしようか」
「はあーい」
ご不満のようです(笑)
そこから20分。結局この日は1~20までを書けるようになりませんでした。確かにローマ字ともルールが違うし英単語のスペルは覚えにくいものもあります。が、ざっくり80%くらいはスペルと発音に関係というか法則性があります。それをまとめたのがいわゆるフォニックス(phonics)です。フォニックスを初手から教える人もいますが、私はある程度単語が入ってからやる方が効率が良いと思っています。
というわけで、初学者、特に小学生には、まず単語の音を聞き、そのスペルを書く練習をして、その中でファイブはfiveでナインはnineだからiは「イ」だけでなく「アイ」とか語尾のeは発音しないのか、などと何度もノートに単語を書きながら、気づいてもらえたらよいなと思っています。