新システム導入!毎日音読&毎日英作文

 昨年10月くらいから塾生対象の新たな取り組みとして「毎日音読」なる仕組みを作りました。もちろんこれまでも日日の課題として教科書や英検教材の音読を指示していましたが、「音読はしてる?」
「はい、毎日!」
「じゃ、このページを読んでみようか?」
「 I think it is very important for us・・・・」
「ん?important のアクセントはどこ?」
「えーっと」
みたいなやり取りになるケースも多かったものです。というのも音読は英文和訳や英作文等他の学習法と違って「記録が残らない」ので、本人はやっているというものの、いざ授業の時に英文を読ませてみると全然正しく読めず、図らずも音読がきちんと実践できていないことが判明してしまうのです。

 今回導入した「毎日音読」ではその点を一気に解消することができました!仕組みは簡単で、塾生の皆さんに音読してもらった際の音声データを公式LINE宛にLINEの「ボイスメッセージ」で送信してもらうだけです。
 この手法の良い点は①誰が提出したのか履歴が残る②実際の音読を聴くことによって塾生にフィードバック(=改善点の指摘)を行うことができる、ということです。加えて言うならば(お子様が許してくれれば)保護者の方もお子様の実際の音読を聴くことができるというメリットもあります。

 音読を効果的なものにするにいくつかポイントがあります。
①読む英文のネイティブ朗読音源を事前に聴き、正しい読み方を学んでおく
②各単語のアクセントを意識してその場所を実際に強く発音する
③品詞による強弱をつける(名詞・形容詞・副詞・動詞等は強く、冠詞・代名詞・前置詞等は弱く)
④意味のまとまり毎に一息(=ポーズ)入れる
⑤読んでいてわからない部分があれば辞書で調べたり、解説を読んで理解する

 この①~⑤を踏まえて音読を実践することは実はかなり難しいことで、かなり英語の力がついていないと自分では正しく読めているか分からないことが多いのです。

 そこで吉田塾では塾生の皆さんが音読した音声データを塾長の吉田が一つ一つ確認して適宜LINEのコメントを通じてフィードバックしているのです。これにより独りよがりであまり効果的でない「自己満足の音読的な行為」を「学習効果の高い音読」に変えることができるのです。「毎日音読」を導入してから約三か月。1月末の英検(この記事を書いている時点では一次試験の結果のみですが)でも「毎日音読」に積極的に取り組んでいた生徒たちは素晴らしい成果を発揮ししてくれました

 そして2022年1月より「毎日音読」に加えて「毎日英作文」なる新システムも導入しました。こちらは中学校の教科書レベルの英文を毎日一題、日本文から英文に訳してもらうというものです。こちらも書いた英語を公式LINEで送信して頂きます。もちろん送ってもらった英作文は吉田が添削し、フィードバックしています。吉田塾では実際に塾に来ていただき授業を受けるのは週1~2回ですが、音読や英作文を通じて毎日英語学習に取り組んで頂いています。その意味では吉田塾は「毎日授業がある塾」と言っても過言ではないでしょう。あ、言い過ぎました。「毎日音読」と「毎日英作文」は月~土曜日までなので正確には「週6音読」と「週6英作文」です(笑)

 ちなみに「毎日英作文」の課題はこんな感じです。皆さんさっと英語に直せますか?
英検3級未満対象
・私はササキマイです。スポーツが好きです。
・あなたはサッカーのファンですか?―いえ、違います。野球のファンです。
・あなたはギターを弾きますか?―はい、弾きます。
・あなたはどんな本が好きですか?―私はSFが好きです。
・あなたは韓国語を話せますか?―はい、できます。


英検3級以上対象
・父が家に帰ってきたときに、私は宿題をしていました。
・もし明日晴れたら、私たちはキャンプに行くつもりです。
・私はその映画は素晴らしいと思います。
・私の夢は小説家になることです。
・クミはバドミントンをするために市の体育館に行きました。


 これくらいの日本文をさっと英語にできることがライティングにおいても英会話においてもとても大切なのです。「毎日音読」と「毎日英作文」、あなたも実践してみませんか?